東日本大震災から10年・・・防災への意識を

日頃から家庭でできる地震への対策と備えを

 未曽有の被害をもたらした東日本大震災。今年3月で発生から10年が経ちます。震災による死者と行方不明者は1万8000名超、震災関連死を含む死者および行方不明者の数は2万2000人を超えます。私たちは、この大震災を教訓に、防災への意識を高めていかなければいけません。

家庭でできる地震の備えのうち、家族と事前にしておくべき確認事項として「連絡方法と避場所の確認」「自治体の防災マップなどによる地域の危険度の把握」「自宅の脱出ルートと避難場所までの避難路の確認」「火器類の消火方法の確認」などが考えられます。また、事前の準備、対策としては「備蓄品・非常持ち出し品(例:飲料水・食料品を1人当たり3日分、ヘルメット、軍手、懐中電灯、携帯ラジオ、救急用品、下着・衣類、毛布・タオル、洗面用具、トイレットペーパー・ティッシュなど)を用意する」、「家具や家電製品、パソコンなどの転倒防止・落下防止のための補強(突っ張り棒など)、配置の工夫をする」といったことが挙げられます。

 私たちにとって地震はいつどこで発生してもおかしくありません。災害が起きる前の備えとして何ができるか、いざ災害が発生したときはどのような行動をとるべきか、一人ひとりが考えなければいけません。家庭でできる地震への備えを日頃から進めておきましょう。